ジビエとの出会いin南会津

はじめに

大宴会まであと100日を切りました。
今年は厳しかった冬も少しずつ和らいできて、
外出もブーツからスニーカーに履き替える陽気になりました。

先日、少し変わったものに出会いましたのでご紹介したいと思います。
テレビでも紹介されブームになっているジビエ肉との出会いです。

猟師さんとの出会い

南会津も害獣の被害はあり、日々猟師さんが狩りに出られています。
しかし、かといって住民としてはジビエ肉を食べられる機会はそうそう多くありません。
4年住んでいる中で一度、地区の行事で頂いたことがあるくらいです。
長い間地元で育った方も、食べたことがない方もいます。

そんな中、普段はあまり行かない方面で立ち寄ったお店で、
猟から帰ってきたばかりの猟師さんと出会いました。

少し話す中で、猟には毎日出ていることや山の様子を伺うことができて、
自分の中では「猟とは罠にかけて銃で撃つこと」で止まっていた自分の見識が随分広がった気がしました。
切り分けられる前の、獲物の姿も見せてもらいました。
自分は小心者なほうなのですが、不思議と恐怖や嫌悪感はありませんでした。

いざ実食

切るのに少し時間がかかるとのことでしたので、用事があったため一度お暇して、帰りがけに頂いていきました。
少し急ぎ目に帰りずっしりと重い包みを開けると、馬刺しの赤身がより強くなったようなお肉でした。

珍しい鹿の焼き肉、塩と胡椒だけで頂きました。

脂は全然ないのに柔らかさも甘さも全然普段自分が食べているものと違いました。

語彙力が足りないのでぜひ機会があったら食べていただきたい。 朝採れのお肉の破壊力はすごい!!!!!!!

頂いてから自宅へ持って帰るまでの約20分で、重なっていたところと
そうでないところでもう色が少し違っていたくらい品質が変わりやすいのにも驚きました。
食材は鮮度が命、というのも納得です。

食べることの感謝を改めて

いただきます、おいしい、ごちそうさまという言葉の重みがこの日は違いました。
生産者さんのお顔も加工される前の獲物の姿も見ているんです。
背筋を正して命を頂いて食べて糧とすることへの感謝をしました。
(食べるときはハイテンションでした)

その旨を後に生産者さんに伝えたところ、
おいしいと食べてくれることが嬉しいからがんばれる。とのことでした。

食べられておいしい嬉しかったと食べてもらえてよかった嬉しいが
直接言葉で交わせるって当たり前なんですが素敵ですよね。
生産者との距離の近さも、田舎ならではの良さだと思います。
食べることに関して改めて考えるきっかけにもなった貴重な経験でした。

南会津に移住したからこそ、出会えた一日です。
これからもこんな嬉しい出会いがたくさんあるといいなと思います。

(スタッフ:めぐ)

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